英語で加齢臭とか臭い関連の表現を翻訳家さんに聞いてみた

英語で加齢臭とか

英語で加齢臭って何て言うんでしょう。

そもそも外国の方たちは、加齢臭ってあるんでしょうか?

無いってこと無いよなあって話で盛り上がったんですが、そこにいた仲間には知っている人いませんでした。

ネイティブのお友達も多い翻訳家さんに、臭い関連の表現を教えてもらいました。

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英語で加齢臭って何て言うんだろう?

aging odor

と言えます。

年齢の age を動詞にして、ing の準形容詞にした形です。

年を取ると共に、気になるのが加齢臭ですが、英語には、もともと加齢臭という決まった言い方がないようです。

上のように、「加齢とともに付く臭い」と、少しくだいて言うしかないようです。

 

動詞を使った文章としても作れます。

My father smells like old people.
父は老人の臭いがする

父には加齢臭がある

これはシンプルで分かりやすい訳ですね。

決まった言い方がないらしいので、この形のほうが無難でしょう。

My father has an aging odor.

でもいいですが、前のほうがなぜかすっきり感があります。

ストンと落ちるってやつです。

これでバッチリです。

お好みでどうぞ。

面白英語訳

日本人が考えた加齢臭の英語訳に大傑作がありました。

オールド・スパイスっていうの。

これはお見事、拍手ものですね。

aging odor よりも、こっちのほうを覚えてしまいそうで、恐いのですが・・・。

オールド・スパイスって、ウィスキー飲まない人には分からないかもしれないけど、スコッチ・ウィスキーの大御所的なブランドです。

かえって、なんか、オーデコロンのようないい匂いがしそうです。

英語で「わきが」は?

body odor
体臭

臭いの元は、だいたい腋の下なので、armpit(腋の下)の臭い(odor)ということで、

armpit odor
underarm odor

でもいいのですが、もっと大ざっぱに普通は body odor(体臭)で処理しますね。
あまり具体的に腋の下をイメージするのもキモいので、体臭と、やや婉曲表現にしてるのでしょう。

ちなみに、odor のスペルですが、イギリス英語では odour です。
イギリスでは、スペルはフランスっぽくしたほうがかっこいいと思った時期があって、簡略が好きなアメリカは u なんか発音しないんだから、要らねェんじゃネ?ということで、やめました。

外人さんは腋臭(わきが)が多いので、あまりにも有名な body odor(ボディ・オーダー→オドワー)という言葉ですが、有名すぎて、B.O.という略語でもバッチリ通じます。

B.O.というので、VO5をイメージした人もいるかもしれませんが、BとVは違います。

VO5は整髪料のほうで、制汗剤で有名なのは8×4(エイトフォー)ですからね。

ところで、なんで8×4なんだろう?

これ、売ってるのは花王で、開発したのはドイツの化粧品メーカー”バイヤスドルフ社”なんですって。

で、この製品が開発された時、有効成分が、Hexachlordihydroxydiphenylmethanと、とてつもなく長くて32文字もあるったので、そんなのいちいち言ってたら、日が暮れてしまうので、4(シ)×8(ハ)=32 ということで、8×4という名前がついたそうです。

よかったですね、名前が32文字じゃなくて・・・

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英語で「足の臭い」

それはさておき、腋臭は置いといて、足が臭い時は何と言うのでしょうか?

さっきも出てきた「におい」のodorを使って、

Your feet have a bad odor.
あんたの足はくさいよ

と言えばOKです。

「臭い」を表す三大動詞ってのがあります。

他にもありますが、とりあえずの三つは、

smell
stink
reek

の三つです。

つまり、臭い部分を主語にすればいいので、Your feet を頭にもってきて、「臭い」を表す三大動詞を使えばオッケーです。

足が片足の foot ではなく、両足の feet になっているので、三単現のsは不要です。

というわけで、「あんたの足はくさいよ」は、

Your feet smell (bad).
Your feet stink.
Your feet reek.

と言えばいいのです。

最初の smell は、これだけで悪臭の意味が出せます。

何かが smell bad の組み合わせは、相性がよくて、臭い仲なので、他のどんな「臭い」も使える無敵の組み合わせです。

Your T-shirt smells bad(,stinks,reeks).

などと言えばいいわけです。

あ、そうだ、日本語の「におう」もいいにおいの時の「匂う」とくさい時の「臭う」で漢字が使い分けられたりします。

それで言うと、smell は「臭う」のほうだと覚えておくといいですね。

 

もちろん、形容詞の stinky や smelly も、

Your feet are stinky(smelly).

という形で使えます。

もともと、同じ臭いでも、reek は、もともと「燻臭い」「煙い」が元なので、reeky という形容詞になると、ちょっと違う方向へ行ってしまいますので、ご注意。

くだけた表現

あ、足が臭いと言いたい時、イギリス英語ですが、内々のくだけた言い方として、

Your feet pong.(ユア・フィート・ポン)

というのがあります。

麻雀のポンみたいですが、れっきとした自動詞です。

「ポンでは、上がれない」なんてね。

家にです。

英語で「頭の臭い」もいっしょ

「頭」だとか「髪の毛」だのは、feet のとこに、head とか hair を持ってくればOKで、hair は数えられない名詞なので s はつきません。

Your hair smell (bad).

英語で「口の臭い」

ただ、口臭の場合は、決まって

You have a bad breath.

ですね。

形容詞の bad のかわりに、

foul breath

もよく使いますね。

形容詞 foul は、「ひどい」とか「悪臭がする」という意味で、野球でよく使うファウルはここからです。

「反則」という悪いほうの意味です。

英語で怪しいって意味の「こいつは臭うぜ」

人物が怪しいと言う時の、「臭う人物」なら、

suspicious person

が一般的な言い方です。

英語には、

「何々には~なところがある」

という言い方の定型があります。

There is something 形容詞 about 人物

などの公式です。

There is something suspicious about him.
こいつは臭うぜ
There is something suspicious about his story.
あいつの話は臭うぜ

で、「なところが」を表す something の場合、形容詞が後ろに付くというのはいいですよね。

「ある」は There is です。

 

以上、加齢臭から人物の「臭さ」まで取り揃えました。

「ニオイ」を感じていただければ何よりです。

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