「ああ言えばこう言う」がぴったりハマる人っています。
以前に働いてた環境に、ほんと多かったです。
英語圏にもいると思うんですけどね。
何ていうのか翻訳家さんに聞いてみました。
PICK UP
▼まだまだ聞いた翻訳家さんの面白解説▼
英語でなんて言う? 日常生活編を翻訳家さんが解説
英語で「ああ言えばこう言う」は何と言うの?
というフレーズが英語にはあります。
え、そんな短い言葉で言えるのと、なんか拍子抜けな感じがするかもしれません。
直訳すると、
「最後の言葉を持つ」
これだと感じが出ませんが、
「最後に言葉をさしはさむ」
と書くと、少しニュアンスが出るでしょうか。
実際の現場では
がセットフレーズだと言う人もいると思います。
最後の in は、「さしはさむ」の感じをちらりと出してますね。
少し分かりやすく分析していきましょう。
上の文を直訳すると、
と妙な訳になってしまいそうですが、もっと分かりやすく説明しましょう。
を前段として考えると分かりやすいでしょう。
気づきにくいでしょうが、動詞を has から have に変えました。
文頭の always の前には You が隠れていると考え、
これを普通に訳すと、
というニュアンスです。
have to はなくてもいいです。
基本になるコンセプトとして、根っこに、
があります。
形容詞は last のかわりに final でもいいです。
そもそも「ああ言えばこう言う」という表現は、現実的には直接本人に言うケースって少ないじゃないですか。
ガッツのある人なら別ですが、人を悪く言う時に使う言葉でしょ。
なので、
と書いたのです。
隠れてる主語が He か She か、それに相当する人物が入る可能性があるので、have でなく has にしたというわけなんです。
「あの人、いつもだって」の気分の always を除き、
「しなきゃなんない」の have to とか has to を除き、
最後の in も除くと、
丸裸になった表現は結局のところ、
だけ残っています。
「最後に一言はさんで(相手が上手に立とうとする)」という、マウントポジションを取りに来る感じに、みなさんイラッとするわけですよね。
英語で「一言多い」は何ていう?
一言多いんだよ
「ああ言えばこう言う」に似た日本語で「一言多いんだよ」という言い方です。
これは簡単です。
「あいつは、一言多いんだよ」は
となります。
ちなみに、someone は男か女か分からず、一般論的な複数感覚の代名詞なので have で受けるのが昨今です。
「(言うことが)多すぎる」の意味の too many の前にある one word は「どれだけ(多すぎるのか)」の度合いを示しています。
数学の係数みたいなもので、「二言多いなら」two words too many というふうに数を増やしていけばいいのです。
ま、そんな言い方はしないでしょうけどね。
コメント