英語で重役出勤からの、fashionableです。
fashionable が大活躍の翻訳家さんのお話でした。
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英語でなんて言う? 面白ネタ編を翻訳家さんが解説
英語で重役出勤は何て言う
「重役出勤」という表現に近いのが、英語の fashionably late というフレーズです。
「ファッショナブルに遅れてきた」
↓
「(ご大層に)かっこつけて遅れてきた」
という考え方で、まるで重役みたいで「偉そうに」というニュアンスです。
彼女はかっこつけて遅れてきた
なんて短く言えるので、便利なフレーズです。
ただ、このフレーズは、モテない人がやると、周囲のひんしゅくを買うだけなので、ご用心です。
それに、fashionably late がいつも「重役出勤」という訳と等価値とは限りません。
ほんとに重役が出勤することを表現する場合だった時は、fashionably lateは適当ではなく、「まるで重役出勤みたいだ」というたとえの感覚で使う場合のみ、その訳が当たる場合があるという意味です。
今までうまく言えなくてもやもやしてた気持ちが少しは晴れませんでしたか?
こんな感じで、便利なキーワードとかキーフレーズというのは、覚えておくといろいろ引っ張ってこれます。
結構、重きを置いていいと思ってます。
ん?
ですか?
なんか直訳っぽくて、ぴんときません。
これもまどろっくしくて、しっくりきません。
ファッショナブル遅刻の応用編
さて、応用編です。
恋におくての友達が、デートすることになりました。
恋の仲立ちをする人を
と言いますが、あなたがその役目です。
間(between)を行ったり来たり(go)するから、恋に限らず、仲介役のことを go-between と言います。
で、いよいよデートの当日、あなたはお友達が出かけるしたくを手伝ってたりなんかして、その時、こうささやいてあげるといいですね。
ぜったい10分か15分遅れて行くのよ
という作戦です。
遅れる時間はどのくらいがいいのか?
それを考えるのは、あなたのセンスです。
また、あまり早くパーティーなんかに行ったりすると、「がつがつ」してると思われかねませんものね。
女性はこの遅れ方をたしなみとして覚えておくといいかもしれませんね。
パーティーではフーディーニになろう
あるいは、パーティーや夜会で、最後までいないよう、なるべく早めに帰るのも
ですね。
早めに退散することをホストにそっと報せ、なにげなく場を去るようにするのがコツです。
たとえば、ホストがキッチンにいたり、バスルームでお化粧直しをしてる時なんかは狙い目ですね。
早めにお暇(いとま)するのが、パーティを抜け出す達人になるコツです
とも言えるでしょう。
フーディーニというのは、脱出術のマジックで有名な昔のマジシャンですが、現代のアメリカ人でもいまだに通じる名前です。
遅く来て、早めに退散するのが、fashionableにこなすコツです。
late(遅い)とearly(早い)をうまく使い分けましょう。
英語でおしゃれな無精髭
と言います。
というのも聞いたことがありますね。
fashionable と言えば、美人さんや男前の人がやると、どんなにダサくてもファッショナブルに見えるものですよね。
たとえば、53才の若さで亡くなった「ラスト・クリスマス」の世界的大ヒットで有名な元ワム!のジョージ・マイケルが、80年代にさきがけとしてやったのが、かっこいい無精髭でした。
それほどでもない人がやったら、ただの無精髭かもしれません。
その後は、デビッド・ベッカムやジョージ・クルーニーやジェイソン・ステイサムなど、セレブたちがやり始めたおしゃれな無精髭。
説明するのに、「ほらあ、ジョージ・マイケルとかベッカムとかジョージ・クルーニーがやってた、あの無精髭・・・」と時間がかかりますよね。
無精髭というのは、以前は、だらしないものというイメージでしたが、ジョージ・マイケルのあごひげはそういう意味で革命的でした。
決まった言い方があったんですねえ。
デザインしたような無精髭というわけです。
あなたのカレシがどんなにイケメンと「思って」も、ただの無精髭にならないよう、注意してあげてくださいね。
ちなみに、
というのは、無精髭のことで、
とも言います。
キーワードじゃないですけど、物はいいようで、風景がみごとに変わります。
「夕方五時に差す影」のほうがファッショナブルに響くのは、現代の感覚なんでしょうか?
もともと、これはひげそりメーカーが考えたフレーズでしたが、いつの間にかアメリカの文化に根付きました。
英語はキーフレーズの名人
ファッショナブルな事象のくくりで、いくつかの言葉を見てきました.
夕方の五時ではないですが、ここにもうっすらと英語らしい文化が見えてきませんか。
特に、
というキーフレーズは、人とのおつき合いで有用な作戦かもしれません。
アメリカ文化は、こういうキーワードやキーフレーズを生み出すのがほんとに上手です。
みなさんも、上手に使ってシティ・ライフを fashionable に切り抜けてみてはいかがでしょうか?
もやもやしてたものが、キーワードのシェービングで、少しはさっぱりするといいんですが。
こういう隠れたキーワード探しも、英語を習得するための一つの技なのです。
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